【2020年】WordPressテーマTCD購入!価格相応?テーマオプションやカスタマイズ、不具合は?
「おしゃれ、かわいい、かっこいい」と評判のWordPress有料テーマのTCD。美しいデザインに惹かれて購入を考えている、SEOの評判で迷っている人などいると思います。私もそんな一人。こちらのサイトにTCDテーマを選んだ理由や、購入した感想など、ぜひ参考にご覧ください。
WordPressテーマ「TCD」を選んだ理由
こちらのサイトに使用しているTCDテーマは「ROCK」。
ウェブマガジン向けに作られたレイアウトのテンプレートです。
はじめに私はWordPressは使用せずにWebサイトやアプリなどのディレクション、デザイン制作やコーディング、お客さんのサイトやSNSの運営などをしています。デザイン畑の人なので紙媒体のデザイナーもしています。このサイトは「WordPressを使ってみる」という目的と、その先も考えて迷った候補の中からTCDテーマにしました。自分の好きなデザインで好きな内容でしたら、テキスト中心の1カラム、シンプルなテーマを選ぶと思います。
WordPressブログやアフィリエイトでテーマを探している場合、慣れている方は初めからTCDテーマは比較外かもしれません。TCDテーマで2カラム、オーソドックスなアフィリエイトブログを検討している方は「BRIDGE」があります。
このサイトでTCDテーマを使うにあたり、考えた点を解説します。
時間が奪われないデザイン性
WordPressの有料テーマを購入するにあたり、レイアウトなど細かい箇所を極力自分でデザイン調整することがない「イメージするデザインに近いもの」を探しました。イメージ通りであれば金額はあまり気にせず、時間を買うという考えかもしれません。
有料テーマを購入する場合、自分のイメージに近いテンプレートを制作してくれた費用と思えば料金が不当でない限り納得できると思います。
時代に合わせたデザインであるか?フラット、マテリアルデザイン、流行などはありますが、コンテンツや好みに相応しいテーマがベストです。ただWordPressで作られたサイトやブログを見かけるとサイトのワイド(横幅)が〜1000px以下だと古っぽく感じてしまうので、ワイドが1200pxを基本に探しました。ちなみにTCDテーマ第一世代でもっとも売れたテーマ「BlogPress」はワイドは980pxです。時代と思いますが、適正サイズは1000pxと言う人もいますし、ミニマルが好みの人もいます。
自分好みのデザインでTCDテーマを選べば、その時点で時間の節約。投稿を始める前にカスタマイズでぐったりなんてことはなさそうです。
コンテンツに合わせた機能性
もともと幅広いジャンルに合わせたテンプレートが用意されているTCDテーマ。
コーポレートサイトを作るわけではなく、ネット上に溢れた特化型のブログを作ると続けられるイメージもない。とりあえずポータルサイトみたいな雑記ブログにしようと思いました。
増えると想定されたメニューとカテゴリー、そのレイアウトなどを比較。またレスポンシブ、スマホから見た時のUI/UXが自分のイメージと近いかを確認。
TCDテーマは始めから明確なコンセプトを持たせたテンプレートですので、気に入って用途が矛盾しなければ「ここはカスタマイズしなければ!」みたいなことは少なく、丁寧にデザインされた外観、サイト構成になっています。
逆にベーシックである程度カスタマイズを前提にしているようなシンプルでプレーンなテーマとは違い、TCDテーマは作り込まれた印象のデザインなので、元々のデザインを崩すようなカスタマイズは見当違いと思います。元より良くなればいいのですが。
でも、少しはカスタマイズしないと愛着もわかないですよね。
SEOなどに関して
WordPress有料テーマを取り扱う、いろんなサイトをみましたか?
2020年9月現在のTCDテーマ販売サイト、トップページのファーストビューには「SEO」の文字はありません。他のWordPress有料テーマのサイトはどうでしょうか?キャッチコピーやリード、に「SEO」はありますか?これがどう言う意図なのか考えてみてください。
SEO対策に強い、弱い。SEO効果はどう?こちらは次の記事にまとめました。
個性とブランド構築
同じくらいの規模とデザイン性で有料テーマを販売する競合がいないのもあり、他のテーマと金額のみを比較するとやや割高に感じるかもしれません。特徴的なテーマを使った場合、同じテーマの他サイトと同じデザインに見えてしまう恐れがあり、カスタマイズしなくては個性が無くなります。
WordPressテーマは、特徴的なものほど印象的です。TCDテーマであると言うことにブランド性を感じているのであればメリットですが、デメリットになることも考えられます。私はTCDテーマの中では「RUMBLE(¥19,800)」「ROCK(¥29,800)」で迷いましたが、ROCKの方が新しく、使っている人がいない印象だったのも選んだ理由の一つです。
シンプルな見た目を求めると、みんなと同じで良かったり、真似してみたり。忖度する世の中、時に個性は必要なかったりします。その場合は記事で自己表現するかもしれません。せっかく作るんだから、どこかで特徴を持たせてブランド化する必要があります。
TCDテーマは面白くて「絶対おすすめしない!って批判的なユーザー」と「TCDテーマをこよなく愛すユーザー」が目立ちます。嘘でなければどちらも購入しているわけですから、迷っている側は何を信じていいの!?ワクワクしてお気に入りです。
WordPressテーマ「TCD」を購入した感想・不具合など
トータル的に考えると、全くの初心者がTCDテーマを使うのは「やや難しい」と思うのが妥当と思います。機能面などに問題があるわけではなく基本的な理解度です。
あまり使われてないイメージでTCDテーマの「ROCK」を選んだのでTCDテーマを使っているサイトを集めた「TCD MUSEUM」、TCDテーマのカスタマイズを研究するサイト「TCD LABO」には全くと言っていいほど「ROCK」は出てきません。サポートや参考が欲しいと言う方には、人気のテーマがおすすめです。
実際、サイトを公開後にGoogle Search Consoleから『パンくずリストの問題が検出されました』とのメールが来ました。内容は「項目『id』がありません」というエラー。他にもTCDテーマを使っている方がこちらの不具合を書いている印象でした。『WordPressのテーマエディター→テーマファイルのtemplate-parts→breadcrump.php→aタグのみ「itemscope」をすべて削除』この作業でどのテーマも解決しそう。ですが、こういった時に多く使っているテーマだと実際の修正作業を詳しく掲載しているユーザーがいたりしますが、あまり使われていないテーマはノーサポート。テーマのアップデートでの修正もなさそうです。
ただこの手の問題はプラグインの組み合わせなど、他のテーマでも考えられることです。初心者の場合、気にしすぎで途中で妥協するきっかけにはしないように。とにかく更新を頑張る!この辺りは適度に確認することが大切と思います。
また、この記事を書くまでにTCDオリジナルのウィジェットが不具合で反応しなくなり「TCDテーマを削除→再インストール」を2回しました。簡単なことだけど、やっぱり面倒。人によりますが、不具合に関しては仕方ないと思える程度で、サポートもしっかりしています。ただ原因を追求するのは時間の無駄なので公式で推奨しているテーマの再インストールを選びました。こちらのウィジェットは再インストール後も変化はなく動作反応がありません。使えた方が楽ですが、他の方法で諦めました。簡単で直感的、短時間でサイト構築、投稿できなくてはWordPressを使う意味がありません。
「おしゃれ、かわいい、キレイ、かっこいい」でテーマを選んだとしても、デザインから感じる安心感や信頼性は無意識でも重視しているはずです。例えばデザインに溶け込むように配置できる「ネイティブ広告」など、デザインに配慮した機能もTCDテーマ毎に用意されています。
デザインに惹かれ購入して、機能面での不満があるとがっかりするので、購入前に確認しましょう。『新エディターに対応していない部分など』を理解の上で、購入であれば満足度は高いはずです。
この記事のまとめ
こちらのサイトで使用しているテーマなのでTCDテーマを紹介しました。求めるデザインの方向性がミニマルやマテリアルデザインなどであれば、TCDテーマは候補に入ってきません。そう言った意味でも、デザインの美しさを優先してTCDテーマで迷っている場合は、TCDテーマで落ち着くと思います。
どんな会社が作っているのか、どんな人が関わっているのかも使ってみたいきっかけになります。デザインとSEOに長ける会社が作る、新しいテーマは時代に合わせて作っています。デザインが流行り廃りがあるように、グーグルだってころころ言うこと変わります。このサイトで使っているテーマの特徴であるメーソンリーグリッドは一昔前に流行ったイメージもあって、ちょっと苦手でした。でもなんか納得できました。こんなに書いても、決め手はそのなんかだったりするんですよね。
それと、これを書いている時に気づいたのですが、TCDのサイトにあるコピーは「累計100,000ユーザーを超える」と「累計ユーザー数70,000を超える」が混同していました。たいして変わらないですが。マーケティングに関しては、小規模で運営している有料テーマでは敵いません。せっかくだから頑張っている所を応援して購入するのもおすすめです。
WordPressブログで見かける「SEOに強い弱い」「月間PV300万」「月300万円以上」など表現の違い、競合との優位性を示す比較広告のようなもので、第三者による実態調査も皆無だったり、口コミもあてにならなかったりします。
なのでテーマの名前が「ROCK」だった。これも選ぶ理由の一つ!
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
購入を検討する際の参考になれば幸いです。