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マイナポイント&マイナンバーカード

マイナポイントって何?マイナンバーカードは必要なの?取得・申請方法は?期限はいつまで?

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少し前からよくみる虹色ロゴの「マイナポイント」。コロナ禍中に同時進行でまるでセットみたい。有名人を使った広告、ゆるキャラ、登録、申し込み、5000円…アピールがすごい。ちょっと尻込む。それでマイナンバーカードとマイナポイントの関係性って何?

ちょっと放っておけなそうなので…わかりやすく記事にまとめます。私同様にマイナンバーカードとマイナポイントの初心者の方がその内容を知ることができれば幸いです。

『マイナンバーカード』って何?

マイナンバーカード

マイナンバーカードとは、ICチップ付きプラスチック製カードで日本国民一人ひとりの異なる12桁の番号「マイナンバー」と氏名住所など個人情報を表示したカードです。

画像の左は個人番号「マイナンバー」を住民票を持つ人へ2015年に郵送された通知カード。右がマイナンバーカード。通知カードを保有している場合、マイナンバーカードの交付を受ける際、通知カードを市町村に返納する必要があります。

これにより全く普及せず、メリットが何もなかった「住民基本台帳カード」は終了。住基ネットは、マイナンバーカードが住民基本台帳カードの機能を引き継ぎました。

マイナンバーカードは何に使えるの?

公的な本人確認の顔写真付き身分証明書として利用でき、オンラインバンキングなど民間のオンライン取引やe-Taxなどの電子申請に使えます。またコンビニなどで住民票や印鑑登録証明書などの公的証明書の取得ができます。

マイナンバーの通知カード廃止の影響は?

住民と役所の負担を減らし社会のデジタル化を進めるべく、2020年5月25日をもってマイナンバー通知カードの新規発行が廃止となりました。

持っている通知カードはそのまま使えますが、住所などに変更があった場合はマイナンバーを証明するカードとして使うことができません。確定申告などに通知カードを使用している方で、引っ越しした場合は早めにマイナンバーカードを発行した方が良さそうです。

2020年5月25日以降に住所氏名など変更をした方は、通知カードではマイナンバーを証明できません。今後はマイナンバーを証明するためには、マイナンバーカードが必要になるということです。

マイナンバーカードの作り方は?

マイナンバーカードは、郵便・パソコン・スマホ・対応している証明写真機から申請して作ることができます。混雑状況によりますが、受理されるまでの期間は1〜2ヶ月程と考えた方が良さそうです。

申請方法は、顔写真の撮り方によって考えるといいかもしれません。申請方法の種類と顔写真について詳しくはマイナンバーカード総合サイト内「マイナンバーカード交付申請」をご覧ください。

郵便の場合は、通知カードが郵送された際に付いている「個人番号カード交付申請書」を記載して役所などで申請処理を行い申請受理されます。

個人番号カード交付申請書を紛失、無くしてしまった場合はマイナンバーカード総合サイト内「交付申請書のダウンロードはこちら」からpdfでダウンロードすることができます。

マイナンバーカードのメリットとデメリットが知りたい!

個人に異なる番号が付けられICチップに個人情報が詰まっているわけですから、それがメリットでありデメリットになります。

メリットは先に記載したように自己情報を簡単に開示することで市区町村、政府運営のオンラインサービスの利用や公的な証明書などを簡単に取得できるようになります。今後、社会のデジタル化が進むにつれて幅広いサービスや行政支援をよりスムーズに利用できるようになります。

デメリットはマイナンバー制度を利用した詐欺。また現時点では義務化はされていない「マイナンバーと口座の紐付け」。コロナウイルス被害への支援として給付された特別定額給付金のような、災害や個人向けの給付金の手続きをマイナンバーカードのみでできるようにするため2021年から連動を可能にして、デジタル化を推進させると言われています。

ドコモ口座被害のような例もありますので、脆弱性をつく脅威や攻撃により、個人情報漏洩などの被害がないようにセキュリティ面の対応改善が常に求められます。紛失しないようにマイナンバーカードは必要以外持ち歩かない方がよさそうです。

昔はそんなことは必要なかったのに…便利なのか不便な世の中なのか。世界の中でもデジタル化の普及が進んでいない日本ですから、コロナウイルスがデジタル化を進めるきっかけにもなったのは皮肉なことです。

『マイナポイント』とは?

マイナポイント

マイナポイントとは、マイナンバーカードの発行を催促しキャッシュレス決済を普及させる目的で行われる、政府の特大ポイント還元キャンペーンです

そのためマイナポイント事業は、マイナンバーカードを持っている人がキャッシュレス決済サービスを利用することで最大25%(上限5,000円相当)のポイントが付与されるポイントバックサービスです。

簡単に言うと「マイナンバーカード作ってから、買い物をキャッシュレス決済でしたら5,000円あげる」という政府主催のイベントです。

マイナポイントっていつまで?

マイナポイントは2020年9月に開始され、2021年3月末までの7カ月間実施されます。ポイント還元は総額2000億円とされ、システム改修を含む事務経費が458億円となっています。

“総務省は4000万人分の予算を確保しているが、8月30日までの申込者数は約377万人。9月1日、「マイナポイント」の申し込みが想定の1割に届いていない” “今後増加すると期待している” とのこと。

マイナポイントの予約・申請、申し込み方法は?

マイナンバーカードを取得したら、次はマイナポイントの申し込み。申請に必要なマイナンバーカードに設定した数字4桁のパスワード(暗証番号)を準備します。

そして重要なのが、マイナポイントをもらうキャッシュレス決済サービスは一つだけ、どれにするか?(この辺は次の項目へ)まだ決まっていないと言う方は「マイナポイントの申込」はせずに「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」のみで完了することができます。

わかりにくいですが、予約は「マイキーIDの取得」を意味します。マイナちゃんにマイキーくんに…えぇ。マイキーIDはオンラインサービスで本人を認証するために使うものです。

マイナポイントの予約・申請はパソコンだと対応しているICカードリーダーが必要になるので、スマホから「マイナポイントアプリ」がおすすめ。他にはマイナポイント手続スポットもあります。アプリはもちろんiphone、AndroidともOK。詳しい予約・申込方法は「マイナポイント取得ナビ」から。

マイナポイントをもっとお得に!おすすめは楽天カード?

マイナポイント

マイナポイントで一番賑わっているのは、キャッシュレス事業各社による新規顧客開拓。「ポイント上乗せキャンペーン」による登録の推進、消費活性化です。

すでに終了しましたがPayPayでは「登録すれば抽選で一等100万円!」など、それぞれが独自の「ポイント上乗せ」をして客引きをしています。さっと見た所、楽天カードをあげている方が多いイメージでしたが、楽天ユーザーかもしれません。

注意するところは「一度申込みを行ったキャッシュレス決済サービスの変更はできない」と言うところ。先のことはわかりませんが、今後もマイナポイントを使って何かあるかもしれないです。

単純に「自分が一番使うキャッシュレス決済サービス」を選ぶのがいいかと思いました。還元されるポイントの使い道にも困りません。
ヤフーカードは「マイナポイント事業への参画の予定はない」とのことなのでYahooユーザーはPayPay、楽天ユーザーは楽天ペイ、または楽天Edy。docomoユーザーはd払い。他にもSuika、ゆうちょ銀行、三井住友銀行、イオン銀行、Kyashなどもあります。この辺りは価格.comマガジンさんの『マイナポイント「上乗せキャンペーン」で本当にお得なのはどれ? その見極め方』が詳しくまとめられています。

キャンペーンがすでに終了しているところもあれば、遅れて加わり「ポイント上乗せキャンペーン」を新しく始めるサービスもあります。お得なものを選ぶにはタイミングもあるかもしれません、後出しがおすすめとも言われています。

対象となる決済サービスは、電子マネー・プリペイドカード・QRコード・クレジットカード・デビットカード。下記ボタンのマイナポイントサイト「対象となるキャッシュレス決済サービス検索」から各キャッシュレス決済サービスの詳細ページに移動することができます。お得にマイナポイントを利用したい方は、こちらからお気に入りのサービスを比較してみてください。

この記事のまとめ

マイナポイントまとめ

もう少しと思っていたら年末になり、来年には今よりもマイナンバーカードの発行に時間がかかりそう。マイナンバー通知カードの発行が終了になったので、マイナポイントはオマケに考えてマイナンバーカードの申請は済ませておいた方がいいかもしれません。とはいえ今後も引っ越しなどはしないと言う方は、まだのんびりできる期間はありそうです。

マイナンバーカードは健康保険証(2021年3月予定)や運転免許証と一体化なども視野に入れています。プライバシーの侵害や監視社会など「マイナンバーカード」「マイナポイント」にも慎重になるのもあたりまえ。年配の方なら今更面倒に思うかもしれません。

マイナポイントの25%ポイントバックは、マイナンバーカードを発行して登録、そしてキャッシュレス決算で買い物する一連の流れに対するお駄賃みたいなもの。義務ではない限りは個人の判断に委ねられるので国民性も問われます。

いずれ社会がデジタル化され義務化されるようであれば、オマケがもらえるうちに楽しく済ませた方が良さそうです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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