WordPressの新しいエディター「Gutenberg(グーテンベルク)」とは?
Gutenbergとは、Wordpress5.0から採用された新しいブロック型エディターです。旧エディターからインターフェース全体を改善。これによってリッチなコンテンツ制作をより柔軟に作れるようになりました。専門知識がなくても直感的にコンテンツ作成に集中できます。
WordPressのエディターって直感的なの?
自由度と機能性が高いと云われるWordPressですが、初めて使った感想は「思っていたより直感的じゃない」でした。思っていたよりも自由度が高かったのかもしれません。
初めてのWordPress。感覚的に使い方を把握したかったので、特に何も見ませんでしたが途中「テキストベースで作業したい」と思って調べてみると “Classic Editor(クラシックエディター)のサポートが2021年末まで” ということ。どうやら始めから使っているのはWordPress 5.0からリリースされた新しいエディターGutenberg(グーテンベルク)でした。
「新しいエディタは使いにくい!」「非常に使いづらい」との意見が多く、「初心者向けではない」との意見も。後からクラシックエディターの存在を知ったWordPress初心者としては全くそれとは逆。古典的なエディターと比べると、やはり新エディターの方が直感的。
オープンソースのブログCMSソフトウェアとして2003年誕生したWordPress。その歴史と変化を感じることができました。
クラシックエディターVSブロックエディター
使う前に想像していたWordPress内での編集方法は新エディターのようなビジュアルエディターでしたが、使用性において新しいブロックエディターは、ユーザビリティが高く感動するようなものではありませんでした。WordPressは使わずにいつもサイトなど制作しているので「テキストベースで作業したい」と思うのは、ただの逃げ。WordPressを使う意味がない。慣れた環境を求めて「クラシックエディターの方が使いやすい」と思うのは納得です。
少し慣れたくらいに感じた新しいエディターは、よくあるようなホームページ作成サービス(Wix、Jimdoなど)のブロックエディターより、自由度が高いゆえに感覚的な部分で劣っているような印象でした。ですが、そこはWordPress。アップデートで確実に使いやすくなっていくと思います。実際、しばらくしてWordPress 5.5がリリースされて以前より新しいエディターは使いやすくなりました。
どこかこじんまりとしたClassic Editor(旧エディター)に慣れていたら便利で大変。そう思うと、WordPressの新エディターのリリース後に偶然始めて良かったです。もちろんClassic Editorをプラグインで使用してみましたが、セキュリティなどを含めたバージョンアップは今後も進むことを考えて、私は一切使わない方向にしました。
旧エディターに慣れていまい、面倒だから新エディターは使っていない方も、使って慣れたら思っていたより使いやすいかもしれません。むしろ旧エディターを使いこなせれば、新エディターと合わせて良い所どり! 独自の使い方でもっと快適な環境が見つかるかもしれません。
記事のまとめ
新エディターの登場は、これまでのユーザーが他のサービス、環境へ移すタイミングになるかもしれません。「WordPressはオワコン」とも云われますが、これからの時代に合わせて、より直感的で使いやすくなった「新エディターGutenberg」によって、これまでよりも初心者に易しく、誰もが気軽にWordPressを導入しやすくなりました。
ただ問題はWordPressテーマ。特に有料のテーマが新エディターに対応していなければ、クラシックエディターを使わざるをえない。 長い間使っていたテーマや購入したテーマがアップデートして新エディターに対応してくれなくては、余計な作業が増えそう。有料テーマの販売をしている側も大変ですが、お金を払って購入しているユーザーがいるのですから、テーマも進化に対応するのは当たり前。WordPressのデフォルトはあくまでもGutenbergです。対応の速さでサポートの意識や姿勢が現れそうです。
「これからワードプレスは遅くない?」と思っていましたが、WordPressもようやくブロックエディター。これからWordPressを使ってブログやサイトを作ろうと思っている、「WordPressの始め方」などを調べている初心者や迷っている方は、新しいエディターに変わった今がチャンスです!